いつもの生活に世界のスパイスを。

Cafetalk Tutor's Column

ARI T. 講師のコラム

薔薇の名前:Il Nome della Rosa

今週のテーマ: 美しい屋外空間を演出するガーデニングアイデア

2023年5月12日

どうも!
イタリア語ペラペラ応援団団長ARI T.です!

表題はUmberto Ecoの有名な小説、
ショーン・コネリー主演で、
映画にもなりましたね。


でも今日はその話ではなく、
今週のコラムテーマ
「屋外空間を演出するガーデニングアイディア」、

またしてもバラのお話です。
最後に「名前」に関するイタリア語メモを残しまーす、
だから許して!


アーチは最強なのですが、

家の外壁に這わすのも素敵♪
これは西南の角♪



前回、花びらがついていても花殻摘み、と書いたところ
「まだ咲いているのに切っちゃうの?」

と訊かれたのですが、

そうなんで、

まだ咲いているのに切っちゃうんです。

いや、品種によるかな?


前回アップしたアーチのバラは、

まあ、花びらが落ちてからでも良い。

ただし、

私は切っちゃいます。

どうせ明日明後日には花びらが落ちる、、、

というのは切っちゃう。

だって、花びらのお掃除が大変なんだもんw


で、今日アップした、

こういう花はわりと早めに切るかも。

なんでかっていうとぉ〜、

そうしないと蕾がポロポロ落ちちゃう!


この品種は、

一つのシュート(枝)に沢山の蕾をつけます。

こんな感じで。


で、この蕾が一定の順番で開いていきます。

花付きがよくて、花持ちも良い〜♪

ところがですね、

花持ちが良いのいいことに、

いつまでもそのままにしていると、

そちらに栄養が取られて、

蕾がポロポロと落ちるんです〜(T0T)



最初の年は訳がわからず、
悲しくて、、、、

「栄養が足りないの!?」と思ったのですが、

開花中に肥料を与えるのはご法度。

だから栄養を与えるわけにはいかない。

となると、栄養の行き先を減らすしかない。

と!バラのスペシャリストが教えてくれた。

というわけで3年目の今年は、

ばしばし切っています!


好きな作業だし、

1日中バラの香りに包まれて、

未来のミスマープルは幸せです♪


++++++++++++++++++++

さてさて、イタリア語の名前にまつわるお話。
お気づきのかたも多いかと思いますが、
イタリア人のファーストネームは、
バリエーションがあまり多くありません。
聖人の名前をつけるのが一般的ですし、
南イタリアに行くと、
お爺ちゃんの名前を長男に、
お婆ちゃんの名前を長女につける習慣があり、
従兄弟全員同じ名前!ということも。
実際、そういう集まりに参加したことがありますw
もちろんこの限りではなく、
日本で言うキラキラネームみたいなのもありますし、
40年くらい前の一時期は、
英語風の名前をつけるのが流行った時代も。

ちなみに、父親の名前を息子につけることや、
現存の兄弟と同じ名前も禁止。
ふざけた名前も禁止です。

まあ、やっぱり聖人の名前が多いです。
だからイタリア人の名前を覚えるのって簡単です!
これにも地域性があります。
街の守護聖人の名前をつけがちなので、
名前から出身地がわかることもありますよ♪

一方、苗字は星の数、、、
決して覚えられません。

初心者でも知っている
「(Io) Mi chiamo ARI=ARI と申します」
この「Mi」を主語だと思う方が多いのですが、
動詞の一部です。
主語は「Io」
この動詞は再帰動詞と言って、
けっこう先に進んでから勉強します。
というわけで深く考えずに、
丸覚えしましょう!

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