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Cafetalk Tutor's Column

kochan2243 講師的專欄

名曲「My Funny Valentine」を知っていますか?

2024年2月10日

ジャズの名曲のひとつ「My Funny Valentine」、「St. Valentine's Day」との関係は?

バレンタイン」は男性の人名で、元々はキリスト教の司祭の名前。当時のローマ皇帝の「兵士が結婚すると兵役がおろそかになるので、結婚してはならない」という命令に反して、バレンタイン司祭は密かに若者たちを結婚させていた為、処刑されました。
現代で男の子にわざわざ「
バレンタイン」という名前を付けるのは、多かれ少なかれこの「愛の人」というイメージを持っているでしょうね。

My Funny Valentine」はゆったりとしてたバラードで「Chet Baker」の歌唱で有名ですよね。肩の力の抜けた優しい歌声。ジャズボーカルのひとつのかたちではあります。
歌詞的には「女性が恋人の男性(バレンタイン)に語りかける」ものです。なので当然、女性ジャズボーカリストが歌うバージョンも沢山あります。

歌詞の内容は、自分の恋人の容姿について「なんかダサい」性格も「なんかキレがない」と文句を言いながら、「でも、そのままの貴方でいて、変わらないで」と肯定しています。そして最後に「貴方といれば、毎日がバレンタインデーだから」と。

で、歌うことを考えると、ジャズバラードって簡単そうに聴こえて実は難しいです。
歌う人と演奏する人の「テンポ感、リズムの解釈」が一致していないと間が持てない感じになってしまいます。現代の曲に比べて古いジャズでは歌詞の分量が多くなくて、メロディに対して言葉が詰まっていないので、「隙間」をいかに表現するかが大事になります。

ジャズバラードを歌えるとレパートリーが格段に増えるので、徐々に挑戦してみましょう。

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