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Cafetalk Tutor's Column

Yuta.H 講師的專欄

ギターにとっての「湿度」の話

2022年4月29日

こんばんは。
ギター&ボーカル講師のYutaです。
 
最近雨が多いですね。
もう梅雨がきちゃうのか、なんて言われたりしていますが、
それはまだにしても、もうすぐギタリストや生楽器を演奏する方にとっては神経を使う季節がやってきますね。。
 
ギターをお持ちの皆さんは、ギターはどう保管していますか?
ケースにしまっている、いつも同じ場所に置いている、そもそもあまり気にしていない(笑)など、様々か思います。
 
個々の環境によって変わるのでなかなか難しい問題かと思いますが、
道具を大事に使うことは、実は上達にも直結します。(あのイチローさんも言っているので間違いないですね)

ということで今日はギター保管において、とてもとても大事な「湿度管理」についてお伝えします。
 
【適切な湿度とは】
先に結論から言うと、ギターを保管するのに適した湿度は「50%」と言われています。
とはいえピッタリ50%に維持するのは難しいので、だいたいプラスマイナス5%くらいに保てればOK、と考えておいてよいかと思います。
 
勘のいい方は分かるかもしれませんが、実はこれ、人間や動物とも同じです!笑
 
【なぜ湿度?】
そもそもなぜ湿度管理が大切なのか。
それはギターが木、つまり生き物で作られているからなんです。
 
いくら加工品とは言え、木なので当然湿度の影響を受けます。
家具などであればそこまで気にならないかもしれませんが、ギターはミリ単位のずれが演奏に影響してしまう繊細な楽器です。
 
 
【適切な湿度でないと・・・】
では湿度が適切でないとどういったことが起きるのか。
 
・ネックが反る
湿度が低い場合は逆反り(指板を上にみたとき、上半円のイメージ)、高い場合は順反り(下半円のイメージ)すると言われます。
チューニングが安定しなかったり、音がビビる(びりびりというノイズが入る)ようになったり、何度も繰り返すとネックがねじれてしまったりします。
 
・ボディが割れる(アコギの場合)
極端な場合ではありますが、湿度が低いとボディがへこみ、高いとボディがふくらみ、ひびが入ったり割れたりしてしまいます。
ちなみに僕がお世話になっているギターメーカーさんは、実際に過去、雨天の中屋外の楽器フェアでボディが割れたことがあるそうです。。。
 
・その他
ギターに限ったことではないですが、湿度が高すぎるとカビが生えます。
 
【適切に管理するために】
そうならないためにも、湿度には少し気を付けてみましょう。
過敏になりすぎる必要はありませんが、こういったことをしてみるとよいということを挙げておきますね。
 
・部屋、ケースに湿度計を設置する
・乾燥の季節は、加湿器をつける(できれば自動調節付き)
・多湿の季節は、適度に除湿する
・ケースの場合、湿度調節剤を入れておく
 
あとはネックが調整しやすいギターを持つというのも、一つの選択肢かもしれないですね。
(宣伝というわけではないですが、僕がメインで使用しているTaylorはネック調整しやすいのでおすすめです!笑)
 
メンテナンスグッズも色々とあるので、気になる方はお近くの楽器店でぜひ聞いてみてください!
 
大事に使えば、ギターは一生のパートナーになります。
そうなれば、自然と弾くのが楽しくなって上達も早いです。ぜひ参考になれば嬉しいです。
 
追伸
ところで僕は雨になると、なぜかピックが滑りやすいのです。これはなぜだろう。。。

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