「もっと評価されてもいいはず!」
「私の価値に誰も気がつかない」
普段は感じない一面が顔を出してきた。
過去に起きた出来事に抵抗して浮上してきたように感じる。
一体何が原因なんだろう?
自分の中を深く探求していく…
まずは少し視点を変えてみる。
「もっと評価されてもいいはず!」
のままで探求しても、
どこか期待を含んだ状態のまま探求しうまく原因に辿り着けないように感じるからです。
「もっと評価されてもいいはず!」
をじーっと感じていくと、
『私は評価されなければいけない』
という言葉がふと降りてきて、
それと同時に物凄い嫌悪感と居心地の悪さを感じる。
取り掛かる課題は見つかりました。
後はなるべく価値判断をせずに無防備に探求していく。
台風で風が強い中を台風の目に向かって一歩一歩突き進む。
すると・・・
「私は村人Aだ」
「??村人A???」
困惑しながらも村人Aを感じていくと、
小学生の学芸会の練習での一コマが浮かんできました。
学芸会の出し物は
「走れメロス」
私は走れメロスの役ではなく、村人Aの役でした。
走れメロスの中で、
村人全体で王様を大きな声で「そうだ!そうだ!」っと言うセリフがあります。
村人役みんな恥ずかしくてやりたくなさそうな雰囲気の中
セリフを言うシーンに差し掛かり、
ドキドキしながらも私は大きな声で
「そうだ!そうだ!!」
っと発しました。
周りがビックリしたように私を見ている。
自分しか声をだしていなかったから。
周りからクスクスと笑い声が聞こえる。
あまりにも恥ずかしくてその場で怒りの感情を押し殺しながら泣いた。
なんで自分がこんな恥ずかしい思いをしなければいけないんだろうか?
フォローしようとする先生も、
声を出さなかった友達も、
みんな敵にみえた。
その経験をした時に感じたのは、
どうやら自分を守るために
『私は評価されなければいけない』
という信念を身につけたようでした。
思い出したくもない苦い記憶には、
その時を乗り越えるために身につけた信念があります。
ただ、その信念は時が経つにつれて足を引っ張ることがよくあります。
少しづつでいいから信念のアップデートをしないとね。