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Cafetalk Tutor's Column

suna 講師的專欄

算数 教科教育法

2015年9月12日 | 2 評論

こんにちは。講師のsunaです。

家庭学習のヒントにしていただければと思い、今回はちょっとだけ

「算数が分かる!!」ということについて解説したいと思います。

子どもが一番初めにふれる算数って、数字だと思います。

幼児教育において、「数字が分かる!!」というのは、

「〇〇〇〇」(何かが4つあるという事象) 

「4」(記号)

「1の次の2の次の3の次の4」(数の構造)

という3っつの事柄と、互いの対応がしっかりついていることだと言われます。

この観点から考えると、、例えば、、

計算ドリルというのは、「〇〇〇〇」(事象)という部分と他の部分の結びつきは確認せずに、

「4」(記号) ⇔ 「1の次の2の次の3の次の数字」(数の構造)

という部分に特化した教材だと言えます。

だから、他の部分が、他の学習や体験の中でしっかりと身についている場合には

大変効果の上がる教材だと言えます。

逆に、ドリルは得意だけど、図形や文章題が苦手という人には、得意を伸ばすけれども、

弱点を全く補強しない教材ということになります。

当然、バランスの良い理解が望ましいのでしょうが、どうしても理解の偏りのようなものはあります。

最近は、小学校の先取り教育の激化から、幼児向けによく研究された教材が増えました。

小学生は、理解の偏りに配慮して様々な教材が選択できると言えます。

また、バランス良く理解できているお子様にも、偏った理解にならないよう様々な角度から学習活動を

行うことで今後の底力を蓄えることができるでしょう。

偏った理解、理解する力の弱点があるからと、心配する必要もありません。

大学の講義を聞いていたころ、全く式のない図ばかりの板書をされる先生、

すざまじい勢いで式と記号が増殖して行く板書をされる先生、そのバラエティー豊かな

大学の講師陣が、私は大好きでした。

そして、、私は私で、「この先生達の頭の中はどうなっているのだろう」と、ちょっとぼけた視点から

とても楽しく受講する不真面目な生徒でした。

のびるところはのびのびと、弱いところには配慮しながら学習をおしすすめると、

同じ物事に対する理解も、それぞれがそれぞれの強いところで弱さを補って理解していると

感じることがあります。

分かりやすいと信じていたものが全く伝わらない時、

少し違った視点から授業や教材を見直してみると良いかもしれません。

かつて、高等学校の授業で、ある一人の生徒に、どうしても三角関数が伝わらないという経験をしました。

補習に呼んで、個人的に指導したところ、三角形のカードをくるりと回すと、顔をしかめます。

図形の向きがかわると、同じものだと認識しづらかったようです。

今でも理由は分かりませんが、90度ごとに回転させたものと反転させたもの全て斜辺の長さ1で覚えてもらいました。

理由が分かれば、もっと良いアプローチがあったかもしれません。

とは言え、完璧である必要はないと思います。でも、あきらめてもいけないのだと思います。

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